アオサギ

 妻と娘が街に遊びに行くというので、大通りまで車で送る。

 家で昼を食べて、午後買い物に出かける。

 ふと思いついて、篠路五ノ戸の森へ行ってみた。
 ここは100年前からある人工の森で、元は個人の所有物だったようだ。
 (地元の人間は、「秋山の森」と呼んでいたような?)
 開拓時代、開拓民がまず行ったのは、原始林の巨木の伐採だった。
 開けた原野にまた森を作るというのは、故郷への郷愁だったのだろうか。

 「五ノ戸」とは、地名でもなく、由来が明らかではない。
 公園の看板には、開拓民が青森県五戸地区から来たから、とある。

 この森に、アオサギが営巣するようになったのは、十年以上前からだ。
 3月末から、来鳥すると聞いていたので、行ってみると、確かにいた。
 見た限りでは、10羽程だったが、最盛期には、50羽くらいになろう。

 アオサギは、体長が1m程、翼を広げると2m程にもなる。
 鳴き声は、グェグェと言う感じで、飛ぶ姿も原始鳥のようなおもむきだ。

 なぜここに営巣するのかは、良く分からないのだが、餌のとりやすい場所なのかもしれない。
 餌はもっぱら生魚だそうで、行動範囲も広いようだから、石狩川まで飛んで、餌を見つけてくるのかもしれない。

 この森には、オオバナノエンレイソウも咲く。
 大体GWの後なのだが、今年も暖かかったので、GW中に咲くかもしれない。
 アオサギの糞で、オオバナノエンレイソウも少なくなるかもしれない。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック